はぐれ鳥が聞かせたいナイショの話

アラフォーカウンセラーが考えた未来。人生に悩んだ時に「はっ!」っとポジティブになるかもしれないヒントが書いてあるかも。キャリアは一つでなくてもいいんだよ。

人工知能は生身のアイドルを失業に追い込んだ?(これからの仕事で大切なもの)

 

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そういえば・・・

人工知能(AI)とは少し異なるのかもしれませんが、一時期ボーカロイドというのが流行りましたよね。

 

 

新たな形のスター

 

いわゆる作曲ソフトなわけですが、素人でも作曲さえできればボーカロイドというプログラムが人工音声で歌ってくれるわけですよね。

 

言うなれば、新たな万能楽器とでもいいましょうか。

 

さらに、ビジュアル面ではヲタク受けする美少女アニメキャラがうまくはまって、モニター上で歌い踊るCGキャラをユーチューブなどの動画サイトで公開する人が相次いだわけですよね。

 

しかも、これまでは作詞作曲なんていうのはアップルがハードに気軽に作曲できるソフトをバンドルさせても結局は自分で歌わなければならないので、動画サイトで公開するにはまだまだハードルが高く感じたのに、ボーカロイドのソフトは作曲すれば歌ってくれるのでハードルがものすごく下がった。

 

しかもその副産物として、作曲作詞のセンスはあるけど難しいことは嫌いな人が曲を作れるようになり、万人受けする曲かどうかは別として、評判になる曲が生まれるようになり、その効果もあって作曲の一手段としてボーカロイドが根付いたわけです。

 

曲がよく、歌うキャラは美少女、ダンスも上手い。

 

スターが生まれなきゃおかしいくらいの、すごいシステムです。

 

 

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生身のアイドルへの影響

 

では、そんな完璧なキャラクターに競合する生身のアイドルはどれくらい仕事を失ったのでしょうか?

 

平静最後の年に、中堅アイドルグループの解散発表が相次いだのは事実ですが、その解散には何か関係があるのでしょうか?

 

正確な調査はないと思うのですが、おそらく影響はありません。

 

なぜかというと、現在のアイドルファンは、一昔前の『大人によって仕上げられた』アイドルには興味が薄く、どちらかというとデビュー直後、もしくはオーディション段階から『成長していく姿』を応援するのを楽しんでいる人が多いようです。

 

一昔前の『アサヤンオーディション』で提示された楽しみ方が、現在の形に発展しているのでしょうね。

 

このアイドル、というよりアイドルグループの成長というのは、やはり生身の人間ですからシナリオ通りにはいかない不確実な要素が多々起きるわけです。

 

例えば、結成メンバーが思わぬところで脱退することになる。それは家庭の事情であったり、怪我が原因であったり、ツイッターの裏垢で自爆する場合もあるわけです。

 

BiSHの清掃員(BiSHファンのこと)は、ハグ・ミィのメジャーデビュー直後の脱退劇で虚脱感に襲われ、しばらくの間BiSHをどう応援すればいいのかさえわからなくなるというダメージを負ったわけです。

 

しかし、その後の残ったメンバー、そして新たに加入したメンバーの必死な姿に、清掃員も息を吹き返し、日比谷野外大音楽堂でのライブも熱狂とし、今やライブ会場は情熱熱風ギグです。

 

それにしても、日比谷野外のライブのオーケストラからラストでアユニ・Dが号泣するまでの流れは、おじさんでも大感動でしたよね。特にアユニ・Dは、加入して2カ月足らずで日比谷野外の大きなライブをやり遂げたわけで、ただでさえ持ち歌の多いBiSHの曲とダンスを覚えるのがいかに大変だったかを想像すると・・・

 

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あ、脱線しました。

 

何の話でしたっけ?

 

 

想定内の想定外?

 

ああ、そうそう、要するにボーカロイドが成長する姿って想像しにくくて、もし成長することがあれば、それはプログラム自体がバージョンアップして最適化されたとか、作曲した人の能力が成長したということになるわけで、モニター上のキャラクターには物語はないわけです。

 

たしかに、作ろうと思えば小説家に物語をつくってもらえばいいわけですが、たとえボーカロイドのライブを行うたびにボーカロイドの歌唱力やダンス精度をプログラム的に上げていったとしても、やっぱり想定外が起こる生身の人間のアイドルのような盛り上がりにはならないと思うんですよ。

 

プログラムで想定外を盛り込もうとしても、

それはプログラマーの『想定範囲内の想定外』ですからね。

 

あと、現在の音楽ビジネスがライブ中心になっているのも、アーティストが煽り、ファンが呼応し、それに呼応してアーティストがさらに勢を増していき、ライブがどんどん加熱していき、稀に伝説と呼ばれるようなライブが生まれるのは、人同士のコミュニケーションがあるからこそです。

 

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人だから伝わる温度

 

そう、デザインの仕事でもカウンセリングの仕事でも、表面的というか、そのサービスを利用する際に相談した目的を解決するためであれば、人工知能が有効かもしれません。

 

でも、

相談者の目的の下に潜んでいる根本的な問題を解決するためには?

 

相談者本人が気付いていない問題をあぶり出すのは?

 

パートナーシップを組み、励ましあいながらでなければ対峙できないような問題は?

 

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現在の仕事でも、想定内でなら対応できるプログラムの領域外と出会った時に、相談者を孤立させないためのコミュニケーションと解決に向けて取り組むことができる人なら、相談者は人工知能よりもあなたを選ぶのではないでしょうか。

 

 

 

career-remake.hateblo.jp

 

 

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