今回は、独立や起業をしたい人で、とくに、
▽ 会社の人間関係に疲れた。
▽ 現在の仕事が自分に向いていない気がする。
▽ 勤めている会社の未来に不安を感じている。
▽ 介護などで現在の仕事を続けられるか不安。
などの理由で独立や起業をしたいと考えている人に向けて、
行動の順番を間違えるとお金を失うだけで終わってしまいますよ。
というお話をしたいと思います。
とくに、就職氷河期世代の人にはしってほしいんですよ。
なぜなら、就職氷河期世代のビジネスマンは、誰かに頼ることを恥だと感じて、自力でやりきるのに慣れていて、しかもそれが当たり前だと考えている人が多いからです。
今回の話で、
セミナーにお金をつぎ込んでも問題が解決しない理由。
最短で安全に自分らしい生き方、自分に向いた働き方を知る方法。
を知っていただけたらうれしいです。
- 行動の順番いついて書こうと思った理由
- いきなり結論から
- 資格を取得しても仕事がないのが当たり前
- 資格は思考と行動を限定してしまう
- 現在のぼくらを取り巻く社会環境
- ぼくもハマった資格取得の現実
- 最後に資格よりも高い価値とは
行動の順番いついて書こうと思った理由
どうしてそんなことをお話しするかというと、いわゆるセミナー難民、自己啓発難民と呼ばれる人たちの多くが、行動の順番を間違えているのが原因で、いつまでたっても夢を叶えられずにいるんですね。
そして、職氷河期世代と呼ばれる人たちの苦境を少しでも変えるために、必要なことだと感じていることを知ってもらいたいためです。
また、現在の日本の産業界を見ていると、日本発の大ブームを起こすような革命的な新製品が現れるとは考えにくく、2020年のオリンピックを境に建設業会以外の産業は大きなリセットが起きてもおかしくはないと感じています。
そのとき、リセットからリブート、つまり再起動をしていく産業界で自分の役目を見つけるためには、正しい順番を守って進んだほうが、あなたが社会で活躍できるキャリアの再構築がしやすいと考えるからです。
いきなり結論から
いきなり結論を書いてしまうと、以下の順番で行動するほうが効率的で負担も少ないです。
上記の、ぼくが効率的という方を読んでみると当たり前に思えますよね?
でも、実情で多くに見られるパターンは違うんです。
将来独立したいと考えたり、転職してもっと収入を増やしたいと考える人の多くが上述したことの逆から行動してしまうんですよ。
負担が多くつまずくパターン
これでうまくいく人もいます。
でも、大抵の場合は以下のような流れになりがちです。
あなたはこれを読んで、
「どうしてそんなことを断定して言えるの?」
と思いましたか?
もしかしたら、ちょっとイラっとしたかもしれませんね。
どうして、こんなことを断定的に言えるのかというと、
実はぼく自身が経験したことだからです。
ぼくは就職氷河期世代ですが、まさに就職活動で苦労したうえ、就職後もリーマンショックなどの不況の場面では、身近な人がリストラされるのを見てきました。
心労で倒れる人も、周りに何人もいました。
そういう環境の中で、自分の身は自分で守ろうと思うのは必然だったのですが、それに合わせるかのように資格ブームがやってきたんですね。
いま考えれば、不況の恐怖心をあおったビジネスだったのでしょう。
資格があれば食いっぱぐれない。
ということを喧伝して、様々な資格現れました。
資格を取得しても仕事がないのが当たり前
ぼくはそのころに、NLPなどの資格をいくつか取得しました。
カウンセリング系の資格を取った大きな理由は、当時、開発プロジェクトを進める上で自分よりも年齢が上で、頭も圧倒的にいい大学の教授や大手企業の人と連携しなくてはいけなくて、そんな人たちに比べたら知識も経験も圧倒的に少ないぼくは、せめてコミュニケーションだけは上手に取りたくてカウンセリングの技術を学ぼうと思ったんです。
もちろん、いざというときにはカウンセラーの資格を持っていれば生きていけるだろうという、転ばぬ先の杖的な目的で取得したのも間違いない理由です。
それらの資格を取得するために勉強したことは仕事で活きたので、ぼくはよかったと思っています。
でも、身につけた技術を活かす機会のない仕事で働いている人や、そもそも必要とされる場の数がある程度決まっている職種の資格を取得した人は、取得した後に現実を知って頭を抱えるんです。
「仕事はどこにあるの?」
ってね。
そこで、集客スキルが必要だと考えて、集客講座を受けたりコンサルティングをお願いしたりするんだけど、集客の世界はハッキリ言って玉石混合、多種多様。
さらには、受ける本人の個性、簡単に言えば得手不得手があるので、受けた講座やコンサルタントの方法が本人にあっていな場合は、まったく効果が出ないんです。
ちなみに、得手不得手って本人が一番わかっていないことがほとんどです。
だから、多くの場合、講座やコンサルと相性がいいかは受けてみるまでわからないんですよ。
やがて、受けているうちにだんだんある現実が見えてきます。
人から知ってもらうだけでなく、信用してもらえるまでには時間がかかるということに。
いえ、考えてみれば当たり前の事実なんですけどね。
アルバイトでも会社員でも、新人のころは仕事の能力を期待されても、信用されているわけではありませんよね?
仕事を続けていくうちに、だんだんと言葉や行動に周りからの信用が生まれてくるんですよね。
ぼくは、悩んで七転八倒しながらようやくクライアントさんを得られるようになって、信用の現実に気づいたんです。
これは、会社の名前が信用の担保になっていた会社員時代には、なかなか気づきにくい事実です。
ぼくも、「自分の名刺は会社があるから信用されるんだ。」ということは本で読んで理解しているつもりでした。
でも、実際は理解できていなかったんです。
会社を辞めて、個人で開業し、七転八倒して、やっと腑に落ちたんですよね。
そこに気づいてからやっと、コーチなどの自分の中の可能性を引き出してくれる人と話したいと思うんです。
でも、今度は集客講座やコンサルタントの苦い記憶が邪魔をするのと、すでに少なくはない額のお金を使ってしまったので、怖くて次の一歩が踏み出せなくなってしまうんです。
ぼくは運のいいことに、起業してある程度成功している知り合いがいたので、その人に話を聞いてもらいながら状況を少しずつ改善することができましたが、日本社会は会社に務めることをよしとする風潮がまだまだ根強くて周りの知り合いはすべて会社勤めという人も少なくありません。
そういう人たちの中に、引き寄せブームにはまってさらにお金を失ってしまった人も見てきました。
資格は思考と行動を限定してしまう
ちなみに、自分が仕事になると思って資格を取得すると、今度はその資格に行動を縛られてしまいます。
まず、行動計画が取得した資格ありきのものになってしまうんですよね。
そうなってしまうのは、人の本能から考えたら当然なんですよ。
だって、せっかく高額の受講費を払って取得したのですから、その資格で受講費を取り戻そうと思うのが自然です。
人間は、大昔から生き残るために食料などを貯めて保存する習性があって、保存していた食料を食べてしまえば当然、安心できる量をもう一度貯めようとしますよね?
あと、高額を支払ったのは資格を取得するためではなく、実際にはその資格で生活が変わることへの期待感と、その資格に期待する収入力に対して支払ったんですよね。
だから、資格を取得してからしばらくして内心は、
(あれ?全然お客さんが見つからないんだけど?)
と思っているのだけど、資格がもったいないし、なによりも自分が信じた資格を疑うなんて自分を否定することになってしまい怖いので、なかなか資格と行動を分けて考えられなくなります。
つまり、思考と行動が資格に関係することに限定されてしまうんですね。
現在のぼくらを取り巻く社会環境
ぼくは、最近ニュースで取り上げられるようになった就職氷河期世代です。
しかも、まるで殺人事件を起こした一因であるかのような、どちらかというとネガティブな印象をつけようとする意図が見え隠れするニュースで取り上げられがちな団塊ジュニア世代です。
2019年夏の参議院選挙前には、就職氷河期世代の支援策の話題が少し出ていましたが、人生再設計第一世代と名称を変更すると言って大ひんしゅくを買い、支援策の話すらあまり聞こえなくなりましたよね。
実際の話、就職氷河期世代は今後、本当に支援されるのか怪しいですし、ぼくの年齢は現在市町村で始まっている就職支援からギリギリ外されているようです。
1971〜1974年生まれは棄民となった 就職氷河期世代は「社会のお荷物」 呪われた団塊ジュニアたち | TABLO
理由は、45歳前後はIT教育にも乗り遅れ、これから再教育するより20代を採用した方がコストがかからなくていいからなんですって。
まったく失礼しちゃうよね。
さらに、地下鉄の中吊り広告を見ていたら、政策金融公庫が関わる創業相談会の告知がぶら下がっていたんですけど、よく見ると『女性と若者向け』って断りが気がついているんですよ。
そこまで氷河期世代をないがしろにしますか?
たぶん他の日程で氷河期世代向けの相談会も開催されているんだろうけど、それでも本当にさみしい気持ちが湧いてきます。
でも、就職氷河期世代はこれまで、バブル世代以上の人たちとゆとり世代との世代間ギャップを埋めるための緩衝材として一生懸命働いてきましたし、ゆとり世代以降のデジタルネイティブと呼ばれる世代が企業で活躍するまでは、IT教育が遅れたと評論家から上から目線で言われようと、会社のデジタル化を必死に学びながら進めてきた世代なんですよ。
ぼくたちの世代が入社したころは、上司たちは本当に「ヤッホー(Yahoo!)」、「ゴッゴル(Google)」って言っていたんですから。
もちろん、現在社会問題になっている中年の引きこもりだって、自主的に就職しなかった人の方が少ないはずです。
就職氷河期のころは、内定をもらうのが本当に難しかったんです。
だから、仕方なく派遣社員として働き続け、スキルを身につける機会がないまま不要な人材としてリストラされたのは、本当に本人のせいなのでしょうか?
派遣社員の立場でも、年配の正社員の代わりにヤッホー、ゴッゴルで検索したり、汚い字で手書きされた資料をもとにパワーポイントでプレゼン用資料をまとめていた人だっていたんですよ。
また、上述したように、世代間に挟まれて必死に働いた結果、心を病んで一時的に働けなくなった人もいます。
そういう人に、社会のお荷物のようなレッテルを貼る社会って、なんだかイタすぎると思いませんか?
ぼくもハマった資格取得の現実
そんな世知辛い世の中ですが、就職氷河期世代を代表に悪戦苦闘している人が少しでもいい条件で働けるように、強みやこれから十分に伸ばせる能力を見つけながら、悪戦苦闘から抜け出すきっかけを作り、少しでも安全に第2の人生、新たなステージにチャレンジできるようにお手伝いしていきたいと思っています。
どうして、
『強みやこれから十分に伸ばせる能力を見つけるお手伝い』
という表現をするのかというと、理由があるんですよ。
みなさん、自分の本当の能力や、本当にやりたいことに気づいていないんです。
つまり、自分の個性がわからなくなっているんです。
それなのに、自分に相性がいいか確認せずに、いきなり流行りの資格を取得してしまうから、それを生かすことができずけっきょくお金だけ失っちゃうんですよ。
自分を知らなすぎるのも、人生を悪戦苦闘する原因の一つですからね。
そんな偉そうなことを言っているぼくも、先ほど言ったように会社員時代に資格をいくつか取得しましたが、実際には資格が直接仕事に繋がったことは本当に少ないんですよね。
「行動の順番を間違えていたよな~。」
と今になって深く思います。
最後に資格よりも高い価値とは
お金を失うだけで終わらずに済む行動の順番をもう一度言います。
こういう順番で進めれば、たとえ会社を辞めて独立しようと思っていたとしても、そのまま会社に残ったほうが自分の未来にとってプラスが大きいということに気づけるかもしれません。
また、自分で思い込んでいた起業の方法より、もっと安全な方法が見つかるかもしれなんですよ。
しつこいですが、自戒の意味も込めて言います。
いきなり資格を取得するのは止めてください。
そして、相談できる人を持つことの大切さを知ってもらいたいです。
あなたの中に眠っている情報を引き出し、あなたが選択できる未来が増えたとき、どんな気分になるか想像してみてください。
もしかしたら、おもちゃ屋で目を輝かせて欲しいものを選んでいる子供のような気持ちかもしれませんね?
それに気づいて欲しいんです。
どんな資格を取得するのか?
何のセミナーを受講するのか?
それは、あなたが未来の選択肢を増やしてからでも遅くないですから。
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