はぐれ鳥が聞かせたいナイショの話

アラフォーカウンセラーが考えた未来。人生に悩んだ時に「はっ!」っとポジティブになるかもしれないヒントが書いてあるかも。キャリアは一つでなくてもいいんだよ。

このスキルだけは知っておいてほしい現代人に大切なスルー能力と読書の効果

スルー能力と読書トップイメージ

 

今回は、人が進化して手に入れた大切な能力。

 

それは、スルーする能力

 

なんじゃないかな~?

と思ったことをお話ししたいと思います。

 

 

 

犬は本能をスルーできない

睨みつける動物親子のイメージ



ペットブームと言われてもう幾とせ。

犬や猫を飼う家庭が増えました。

 

住宅街を歩いていれば、うんこ回収袋を片手に散歩をしている人を見ますね。

 

はたまたイオンへ行けば、ペット専用のカートに犬を乗せて我が子を見せつけるかのようにモール内を練り歩く人を見かけない日はないくらいです。

 

最近は、庭で飼っていると近所からクレームが来ることがあるので、大型犬でも室内で飼っている人が増えました。

 

でも、犬は猫とちがって、やっぱり散歩に連れて行ってあげないと運動不足になっちゃいますから、朝や夕方になると散歩をしている風景をよく見かけますよね。

 

今日も帰り道、住宅街の角を曲がろうとすると、そこにある電柱の根元に犬のおしっこがいっぱいかかっていまして。

 

犬は散歩の時、いつもの電柱の匂いを嗅いで、ほかの犬の匂いがしたらすかさず自分のおしっこをひっかけて自分の縄張りを主張するというのは昔から知られた話ですが、

 

ぼくもその電柱のおしっこ跡を見たとき、すかさず匂いを嗅いで、

「俺の縄張りを荒らすとは、ふてえ野郎がいたもんだぜ!」

とばかりに、さっそうと片足を上げておしっこを上からかけてやった!

 

わけもなく~、

 

むしろ犬のクサイおしっこの匂いがしたら今日1日の気分が台無しだと思い、思わず息を止めて足早に通り過ぎました。

 

素早く通り過ぎる人イメージ

 

まあ、犬にしても猫にしても、動物というのは本能に操られておしっこをかけられたらかけ返さずにはいられないところがありますね。

 

「まったく、本能のままに生きるのも大変だな。」

 

なんて思いながら歩いていると、ふと浮かんだんですよ。

 

人間の脳が他の動物より進化して得たのは、

 

スルーする能力

 

なんじゃない?

 

って。

 

 

スルーは進化を加速させた?

回るメリーゴーランドイメージ



スルーって、

 

・見て見ぬふり

・知らんぷり

 

とも言い換えられるかと思います。

 

じゃあ、脳が発達してスルーできるようになって、

人はどんなことができるようになったんだと思いますか?

 

まず単純に考えれば、

動物的な争いを避けて平和的な解決ができるようになった。

 

でも、このスルー能力でさらに大きく進化できた理由は、こっちだじゃないかな?

 

好きなことだけを見て、達成するまで集中できるようになった。

 

人間の脳が、もし理性の部分を忘れたまま進化していたとしたら、どんなに高度な学習能力があったとしても文明は築けなかったと思います。

 

いや、縄張り争いに邁進しすぎてとっくに絶滅していたでしょうね。

 

 

ネットで退化し始めてない?

考えられなくなって荒廃した家のイメージ

 

最近、ネット上の中傷が社会問題になっていますけど、中傷ばかりしている人というのは、もしかしたら人間的には脳が退化したのと同じことかもしれませんね。

 

特定の芸能人の話題を見つけると、骨髄反射的に中傷を書き込んだり、テレビを見ながら悪口を言いつづけてる人、いるじゃないですか。

 

蛇足ですが、そういう人の目って輝きがないんですよね。

 

実は、テレビを長時間見つづけている人の目と、退屈な講義を長時間聴きつづけている人の目は同じです。

 

まるで、意識が飛んでいるような目をしているんですよ。

 

実際には、起きているわけですから意識が飛んでいるわけではないのですが、理性の部分が眠っているような意識状態、つまり物事を判断したり感情をコントロールするときに活発に活動する前頭前野が活動しなくなるんです。

 

そういう時は、脳の中の恐怖や快楽などの本能的な感情に関係すると言われる扁桃体が活発に動きます。

 

すると、叩かれやすい芸能人の情報が目に飛び込んできたとき、理性的な判断はすっ飛ばして感情的に反応してしまうんです。

 

めちゃくちゃわかりやすいですよね。

 

スマホが脳の発達に与える無視できない影響 | 子育て | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

あおり運転で同乗していた女性を特定したと言って、無関係の人をネットに晒して訴えられている人たちがいるじゃないですか?

 

訴えられた人の中に議員も混ざっているというのが衝撃的なのですが、理性的な判断をすっ飛ばして感情的に反応してしまうのは、何も悪意があるときではないんですよ。

 

正義感、善意の気持ちでも反応は同じなんです。

 

善意で怒っているからこそ、むしろ暴走が止まらないという一面もあるんだと思います。

 

 

スルー能力を取り戻す方法

 

スルーする能力は、イコール理性的な判断ができることです。

 

上述した話からいえば、

まずはテレビを見る時間を減らすことです。

 

そして、テレビを見る時間を減らした分、読書に時間を使ってください。

 

読書は、下がったIQを元に戻す効果が期待できます。

 

しかも、読書はストレスを下げる効果があるんです。

 

研究ではたった6分の読書でストレスが3分の2に下がった事例もあるそうです。

 

www.telegraph.co.uk

 

人はストレスが下がると、感情をコントロールできるようになります。

 

つまり、物事を冷静に判断する、スルー能力を取り戻せるということです。

 

読書をたった6分するだけでストレスが下がって、物事を冷静に見られるよになるんですよ?

 

出かけるときに、文庫サイズの本を一冊、バッグに忍ばせておくだけなんですから、めちゃくちゃ安上がりな方法ですよね。

 

最後に

街を歩くイメージ

 

最近、他人のことが気になって仕方がないという人は、

 

知らんぷりできるのは進化した証拠

 

と思い直して、改めて自分のことに集中しましょうね。

 

 

そのために、書を捨てず、街に出よう!

 

 

 

 

 

 

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