はぐれ鳥が聞かせたいナイショの話

アラフォーカウンセラーが考えた未来。人生に悩んだ時に「はっ!」っとポジティブになるかもしれないヒントが書いてあるかも。キャリアは一つでなくてもいいんだよ。

上司が部下にコーチングを失敗する2つの致命的な理由と結果の出る指導法

コーチング失敗の2つの理由イメージ

 

最近、本屋で部下の指導に悩んでいる人に向けた、

コーチングの書籍を見かけることがあります。

 

また、コーチングスクールに通って、

仕事に生かそうとする人もいるようです。

 

でも、コーチングスキルを仕事場に生かそうとしても、

実際には成果が上がらない場合が多いのではないですか?

 

最悪の場合、むしろ部下が能力を発揮できなくなって、

チームの成績が下がってしまうこともあるようです。

 

コーチングスキルを学んだのに、

なぜ結果が出せないのでしょうか?

 

今回は、社内組織でコーチングが失敗する2つの理由と、

コーチングの結果が出る方法についてお話しします。

 

 

 

 

コーチってどんな人?

寄り添う人のイメージ

 

コーチングって、どんなものなのか?

 

いまいち浸透していないですよね。

 

間違えて理解している人も多いんですよ。

 

日本では昔から、スポーツのコーチ像が強くて、

バッティングなどのスキルや、

サッカーやラグビーの戦術など、

技術的な指導者のイメージが強くないですか?

 

一般人の生活向上や、

仕事の目標達成に使われるイメージは薄いんですよね。

 

実際のコーチのすることって、

スポーツ選手も一般人にも大きく見れば一緒です。

 

クライアントの自己評価を上げ

未来に対して創造的な考え方ができるように導き、

クライアントが自分でひらめいて

新しいことにも恐れず行動できるように寄り添う

 

そういう人が理想的なコーチだと思っているんですよ。

 

だから、コーチは、

100%クライアントさんの利益を考えられる人

じゃなければいけないんです。

 

 

部下のコーチングが失敗する2つの原因

双子の原因イメージ

 

ところで、会社で部下を上手に指導したい。

と思ってコーチングを勉強している人がいますが、

これはなかなか難しいんですよ。

 

原因は、大きく2つありあます。

 

 

原因1

同じ会社の社員同士である以上、

上司自身の利益を排除できないので、

100%部下の成功のことだけを考えられない。

 

原因2

上司自身が社内規定やローカルルールの中で働いているため、

部下の成長もその小さなルール内でしか発想できない、

『井の中の蛙』になっている可能性が高い。

 

 

どちらがより致命的かというと、やはり原因1のほうでしょうね。

 

当たり前ですけど、

営業部でも、製造部でも、開発部でも、

部下が良い成果を出せば、

それは指導者である上司の評価につながります。

 

そして、その良い成績というのは、

部長が進発式などで発表した目標達成につながる内容

であることが望ましいわけです。

 

逆に考えれば、

部下のチャレンジが上司が発表した目標から外れる場合、

結果がどれだけ会社に利益をもたらす可能性があるとしても、

部下が実行したときの結果が100%成功でなければ、

上司はやらせたくないのでストップをかけますよね?

 

だって、部下が目標とは関係のないチャレンジに没頭して、

得るものがゼロだった場合、責任を取るのは上司なんですから。

 

場合によっては、降格や左遷だってあり得るわけですよ。

 

それでは怖くて、部下のやりたいと思うことを、

100%応援できないですよね。

 

だから、せっかくコーチングを学んでも、

結局は部下に自分が決めた目標を達成させるために、

操縦しようとして失敗するんです。

 

コーチングは、

部下を意のままにコントロールする技術ではないんですよ。

 

部下の不安を消して、

最大限の力を発揮できるように寄り添うための技術なんです。

 

 

部下を成長させる指導法

天高く伸びる木のイメージ

 

では、上司が部下を成長させるためには、

どのような方法で指導すればいいのでしょうか?

 

方法1

チームにとって有意義な1年間になるような目標を設定し、

その価値を部下の理解できる言葉でしっかりと説明する。

 

方法2

会社の目標を達成することが部下の夢の達成につながるよう、

部下が自分で考える過程で寄り添う。

余計なアドバイスはしない。

 

方法3

上司自身が現状を変えるようなチャレンジをし、

部下よりも高い視点からものごとを把握できるようにし続ける。

 

 

つまり、部下の手綱を引いてコントロールするのではなく、

部下より高いところからひっぱり上げて、

部下自身が指示の意図に気づいて、

目標のどこが部下自身の利益に繋がるのか?

 

という点にも気づけるようにしてあげればいいんですよ。

 

そうすれば、

会社の利益とあなたの利益、部下の利益。

そのどれにも矛盾は生まれないでしょう?

 

 

さいごに~あなたが会社でコーチングを活かすなら?

あなたに問いかける猫のイメージ

 

ここまでの話を読んで、

何か気づいたことがありませんか?

 

もし、あなたが部下にコーチングを使うとき、

実は、あなたが常に最高の状態でいなければいけないんです。

 

つまり、あなた自身は自分の仕事上の悩みをいち早く解決し、

部下がいつ相談にやってきても、

高い視点を維持しながら話を聞けるのがベストですよね?

 

それは、あなたはいつも、

メンタルがベストコンディション

じゃないとできないですよね?

 

ということは、部下に最高の能力を発揮させたいなら、

あなたがコーチングを受けるのが一番いいということです。

 

コーチングは部下のためでなく、自分のためにこそ必要なんです。

 

 

 

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