はぐれ鳥が聞かせたいナイショの話

アラフォーカウンセラーが考えた未来。人生に悩んだ時に「はっ!」っとポジティブになるかもしれないヒントが書いてあるかも。キャリアは一つでなくてもいいんだよ。

医者も占い師も言わない厄年にスランプや不調に陥る本当の理由

厄年スランプトップイメージ

 

40歳を前にすると、ふだんは迷信を気にしない人でも、

多くの人が頭のどこかで厄年を意識するのではないでしょうか?

 

理由はおそらく、身近な人の中に、

厄年に大怪我をしたり、

大病を患った人がいるからなんですよね。

 

身体に関する不調にはならなくても、

気分がうつ気味になるなどの精神的な不調が出る人がいます。

 

中年の危機と呼ばれる、

加齢による心身の変化がきっかけで起きる、

心理的な葛藤が起きるのも厄年に近いんです。

 

なぜ、厄年の3年間の間に、

心身の大きな不調が起きやすいのでしょうか?

 

多くの人が、厄年の期間に病気や怪我を負うため、

厄年の期間ばかり怖がるのですが、それは大間違いです。

 

実は、厄年に病気や大怪我を負う人は、

厄年の3年から5年前には病気や大怪我を負ってしまう、

伏線があるかもしれません。

 

それはまるで、時限爆弾のようです。

 

厄年のころに、さまざまな要因が合わさって起動する、

スランプ時限爆弾です。

 

今回は、厄年に爆発するスランプ時限爆弾の正体と、

時限爆弾を起動させない方法についてお話しします。

 

 

 

 

あらめて厄年っていつ?

神社の巫女さんイメージ



厄年は、日本で昔から伝わり続けている風習です。

 

一説では、平安時代から信じられているそうです。

 

厄年は、男性は20代と40代と60代、

女性は10代と30代に2回くることになっています。

 

女性の厄年が変則的に感じますが、

平安時代から信じられていたとするなら、

女性の厄年が30代に2回というのは当時の寿命と関係するのでしょう。

 

寿命が今ほど長くなかった昔では、

厄年の年齢のあたりで命を落とす人が多かったのでしょうね。

  

 

前厄

本厄

後厄

男性

41歳

42歳

43歳

女性

36歳

37歳

38歳

 

ちなみに、現代で厄年といえば、

男性なら41歳から、

女性なら36歳から始まる周期を注意する人が多いですよね?

 

大厄と呼ばれるのは、男性は42歳、女性は33歳ですが、

心身の変調を大きく感じやすい年齢のころを気にしがちですよね。

 

 

厄年のあるある話

イス攻撃で怪我のイメージ

 

冒頭でも書きましたが、厄年でよく聞く2大厄話は、

 

大怪我

入院するくらいの病気

 

じゃないですか?

 

でも、厄年のタイミングで精神的な不調になる人も意外と多いんですよ。

 

会社勤めをしている方なら、

子供がいてバリバリ働いていた同僚で、

突然、ミスが増えたり、時間にルーズになったり、

出社できなくなった人がいるのではないですか?

 

精神的な不調は、痛みが想像しにくいせいか目立たないんですよね。

 

でも、大怪我も病気も、精神的な不調がきっかけの可能性もあるんです。

 

とくに怪我は、うつ気味でボーッとしたまま道路を渡ってしまったり、

階段を踏み外したりして、これまでにはなかったような怪我をしたのかもしれません。

 

もちろん、まだ自分は若いと過信して無理な運動をして怪我をする人もいますよ。

 

病気も、体力を含めた年齢的な体の変化がきっかけかもしれません。

 

あと、ストレスで愚痴や毒を吐くような言動が目立つ人は、

人を呪わば穴二つ的に、自分で吐いた毒に当たって病気になる。

 

というのは、信じられないかもしれませんが、ありえる話なんです。

 

言葉が未来を作る。

 

という表現もありますが、

人を呪わば穴二つについては脳の研究からも説明できるんですよ。

 

 

脳の研究から見る愚痴や悪口とストレスの関係

ラポールのイメージ

 

人の脳って、高度な情報処理ができるのは間違いないんです。

でもその一方で、バグがたくさんあることもわかってきています。

 

たとえば、恋愛で相手と仲良くなるには相手の動きを真似するのが有効。

というのを聞いたことがありませんか?

 

つまり、カフェなどで相手がコーヒーを飲むタイミングで自分も飲むと、

相手へ無意識に親近感が湧いてきて好きになっていくといわれているんです。

 

このような共感力を利用して親近感をわかせることを、

ラポール技術と言ったりします。

 

まあ、現実にはあまり親しくない人に動きを真似されると気持ち悪いので、

はっきりいって逆効果になるのがほとんどです。

 

でも、相手がわからないように上手に真似することができれば、

相手は本当に親近感を持ってくれるようになります。

 

ただ、この現象は、

脳が効率よく情報処理できるように進化した中でできたバグですよね?

 

効率優先で処理を自動化したら、そこにつけ入る隙ができちゃったわけです。

 

ちなみに、ラポール技術がうまくいって相手に親近感を持たせたとき、

大抵の場合、自分自身も相手に強い親近感が湧いています。

 

これは、進化の過程で、

人同士が感情を共有できるようになった証拠ではないでしょうか?

 

 

原始的な反応とコルチゾール

ぬらり光る蛇のイメージ

 

一方で、人間の脳には原始的な部分も多く残っています。

 

あなたは蛇を見ると、反射的に気持ち悪い!とか怖い!

という感情が湧きませんか?

 

人間には危険を回避するために、

理性より本能を優先させようとする部分も残っているんです。

 

扁桃体と呼ばれる部分がその一部ですが、

恐怖や不安などはこの部分が強く反応します。

 

恐怖や不安といったストレスを感じると、

コルチゾールというストレスホルモンが脳内に放出されるんです。

 

人間にとって適度なストレスは、むしろ健康にいいとも言われますが、

長期間続くと脳がダメージを負うという研究結果もあります。

 

まあ、脳にダメージなんていう強い表現より、

ストレスが続くと集中できなくて、記憶がなかなかできなくなる。

という体験ならあなたもしたことがあるんじゃないですか?

 

コルチゾールがたくさん分泌されると、

脳の海馬という記憶に関係する部分の細胞が減るという研究報告もあります。

 

さらに、コルチゾールは炎症と関連が深く、

心疾患や肥満との関連も研究されているんです。

 

 

共感力と原始脳と穴二つ

藪の中の鏡イメージ

 

ラポール技術で説明した、感情を共有する共感力と、

ストレスで放出されるコルチゾールの影響

 

このふたつの影響を考えたとき、

他人の悪口を言ったり、人を傷つけるような毒舌を吐くのは、

同時に自分にも吐いているんだということがわかりますよね?

 

自分では無意識でも、

脳内ではストレスとして受け取っているということです。

 

そして、ストレスからコルチゾールが放出され、

脳細胞や体に炎症を起こす。

 

それを年がら年中、テレビに向かって、

もしくは同僚に向かって吐き続けるなら、

 

実は呪いの影響を一番受けるのは自分自身だ!

 

ということがわかりますよね?

 

蛇足ですが、悪口のもっとも罪深いのは、

それを聞いてくれる友人や家族まで

呪いに巻き込んでしまうことでしょうね。

 

 

スランプは3年前から始まっている?

 

これはぼくの経験上の話なのですが、

厄年に起きる不調、スランプの予兆は、

3年前にはすでに始まっていると感じています。

 

ぼくが厄年で経験したこと

脳がダメージを受けたイメージ

ぼくは厄年のころ、大怪我や病気はしていないのですが、

パニック障害などの精神的な不調に苦しんでいました。

 

40歳から41歳は、1週間のうち5日間は眠りが浅く、

3~4時間の睡眠で仕事に行っていました。

 

影響が大きかったのは、仕事が思うように進展しないこと、

社内の人間関係でストレスを感じていたことでした。

 

それで、24時間、考え事が止まらず休まる暇がなかったんですね。

 

ひどい時は、夜眠ろうとすると、

胸がギューっと締めつけられるような圧迫感を感じて、

ドキドキして文字通り跳ね起きていました。

 

それが繰り返し、明け方まで続くんです。

それで、30分くらい眠れたかどうかという体調のまま出社していました。

 

それでも、自分の仕事を全うしようと働いていたのですが、

実際には、ある重大な問題が起きていたんです。

 

それは、前日のミーティングで話したはずの内容が、

部分的に記憶から欠落していたんです。

 

それも、1日だけの話ではなく、何日も覚えていない日が続きました。

 

しかも、この症状は深刻でした。

 

なにせ、それに気づいたのは会社をやめた2年後の44歳の冬。

 

しかも、同じような症状はすでに、

37歳のころから始まっていたことに気づいたんです。

 

どうして気づいたのか?

落ち葉を見つけたイメージ

 

それは、久しぶりに会った人から当時の話を聞かされても、

まったく覚えていなかったんです。

 

当時交わした会話や、どこで会ったのかなど、

まるで記憶に残っていません。

 

 

余談ですが、この症状で困ったのは、

数年前に食事をしたことのある女性と再会したときです。

 

「ひどい!」とか「最低」ってずいぶんと責められました・・・。

 

でも、本当に記憶に残っていないんだもん・・・。

 

 

話は戻りますが、この覚えられなくなった原因は、

おそらく長年続いた睡眠不足とストレスのせいです。

 

睡眠不足とストレスで、脳に疲労が蓄積したせいでしょう。

 

そして、その溜まりに溜まった疲労から癒えるのに、

なんと2年以上の時間がかかってしまったんですね。

 

 

みんな自分の不調には気づけない

夕暮れの帰り道のイメージ

 

このぼくの話からわかることは、

自分の不調に気づけるのは深刻な症状が出てから。

ということです。

 

つまり、時限爆弾が炸裂して初めて気づくんです。

 

また、不調は突然起きるのではなく、

長い時間をかけて心身を静かに蝕んでいくんですよ。

 

企業社会から距離を置き、人の悩み相談を受ける身として街を歩いていると、

スーツ姿の人に精神的な疲労を抱えている人が多いのがよく見えます。

 

男性も女性も、眉間にしわを寄せて我れ先にと早足で歩いています。

 

でも、仕事帰りに地下鉄の改札口を争うように通ろうとしている姿は、

一歩引いてみてみると、ちょっと異様な光景です。

 

みんな無意識に、心の余裕を失っているようです。

 

日本人は、我慢は美徳のように子供のころから教育されているので、

自分をコントロールできなくなるまで我慢できてしまうんです。

 

さらにタチが悪いのは、みんな長年の痛みに慣れてしまっていて、

自分の心身が出しているヘルプの信号なのに気づけないんです。

 

いや、もしヘルプの信号に気づける状態なら、

とっくに休職しなければならないレベルの人がたくさんいるはずです。

 

でも、

休職したら会社をクビになるかもしれない。

会社をクビになったら生きていけないかもしれない。

 

という、原始脳的な漠然とした恐怖に負けて

立ち止まって自分を振り返ることを意識的に避けてしまうんです。

 

 

厄年に始まるスランプの3つの兆候

雪に立つ3本の木イメージ

 

あらためて、厄年からスランプに陥りそうな人の特徴をまとめます。

 

半年前の会話を覚えていない

仕事上だけでなくプライベートでも、

人から降られた過去の話を覚えていないようなら要注意です。

 

週に1日以上睡眠が浅い日がある

頭の中でずっと一人喋りをしている感じで、

寝ているのか起きているのかわからない時間が朝まで続くようなら要注意です。

 

最悪の兆候

昨日話したことを覚えていないようなら危険です。

いつ心が折れてしまってもおかしくありません。

 

 

3つの兆候のその先 

スランプ中の人のイメージ

 

この3つの兆候が怖いのは、

スランプがさらに長引くトラブルを起こすからなんです。

 

人間不信になる

昨日話したことを覚えていないのではなく、

自分はそんなことは言っていないと信じていますから、

部下や知り合いを信用できなくなっていきます。

 

冷静な判断をしているつもりができなくなる

 

恐怖や不安のストレスにさらされ続けているので、

普段の冷静な思考回路が、恐怖や不安を回避しようとする思考回路に、

無意識に入れ替わってしまうことがあります。

 

それで、普段なら選択しない無謀な行動につながることがあります。

 

ギャンブル依存症の人が、

最後の1万円を大穴に突っ込んでしまうイメージです。

 

モチベーションが上がらなくなる

心が疲労骨折したみたいになかなか回復しなくなり、

どんな楽しい目標設定しても不感症のように心が踊らなくなります。

 

次の目標がなかなか見つからず悶々としている人の中には、

コーチングを受けても目標がなかなか達成できない人がいます。

 

それは、長年のストレスで心が疲れきっているのに、

表面的な大きな目標を立てているので、

実際には心がついていけず、

モチベーションが湧き上がらないせいです。

 

 

厄年を無事に過ごすための3つの対策

 

厄年にかぎって怪我や病気などのスランプに陥るのには、

年齢的な心身の変化

年単位で慢性的に蓄積した脳の疲労

という2つの要因がきっかけになることをお話ししましたね。

 

スランプに陥る要因がわかれば、対策を考えられます。

 

それでは、厄年を無事に過ごすための予防法を3つ紹介します。

 

1.日常生活に運動を取り入れる

散歩道の石段イメージ

 

と言いながら、ぼく自身は体を動かすために、

わざわざスポーツを始めるのは抵抗があるんです。

 

だから、できるだけ毎日の生活の中で、

体力が落ちない程度の運動を心がけています。

 

たとえば、エスカレーターはなるべく使わず階段を使う。

できるなら、上るときは2段飛ばしで上りたいです。

 

理由は、股関節を大きく動かせるので、

血流やリンパの流れを良くする効果が期待できるからです。

 

毎日、座って仕事をしている時間が長い人にはオススメです。

 

他にも、定番ですが一駅早く降りて歩く距離を長くするのもいいですね。

 

最近は、ポケモンGOやドラゴンクエストウォークなど、

散歩のいいパートナーになるスマホゲームがありますよね。

 

だから、30分くらい歩くのは意外と苦になりません。

 

 

2.定期的に睡眠時間をたっぷりと取って休む

豪快に寝る猫イメージ

 

睡眠の専門家の中には、

寝溜めは健康によくない。

という人もいますが、

普段、仕事が心配で睡眠が浅い人は、

週に1日だけでもたっぷり眠る日があってもいいと思います。

 

昼寝で1日が終わる日があってもいいじゃないですか?

 

脳をしっかりと休めることが、心身の回復につながるんですよ。

 

でも、できるなら週末だけでなく、

たとえば水曜日は早めに床について、

普段より1時間でも睡眠時間を長く取る、

というような対策の方がいいかもしれませんね。

 

先頭の入り口イメージ

 

なかなか寝つけないという人は、

銭湯に行って熱い湯船に浸かる。

 

というのはけっこう効果がありますよ。

 

熱い湯船に10分以上浸かると、

副交感神経が優位になる効果が期待できるんです。

 

副交感神経が優位になるとリラックスできますから、

眠りやすくなるんですよね。

 

熱い湯船なら、もちろん家のお風呂でもいいんですけど、

たまには銭湯に行ってみるのをオススメするのは、

普段とは違う場所を味わうことで気持ちがリフレッシュされるんですよ。

 

最近、銭湯がどんどん減ってきているし、

文化を応援する意味でも、ぜひ銭湯へ行ってみてくださいね。

 

 

3.マイナスの感情が起きるような言葉を使わない

いいカップルのイメージ

 

マイナスの感情が起きる言葉とは、つまり悪口や毒舌のことです。

 

ちょっと、普段の生活を振り返ってみてもらえますか?

 

テレビを観ながら、出演しているタレントの悪口を言ってませんか?

 

会社の同僚と、仕事帰りに愚痴を言い合うお酒を飲んでいませんか?

 

照れ隠しで、自虐的なことを言っていませんか?

 

この質問にピンときた人は、

いまから言葉を選んで話すようにしましょう。

 

テレビを観るときは、

タレントのいいところを探してみましょう。

 

照れ隠しするのではなく、素の自分を見せてみましょう。

 

もしくは、何かチャレンジするときは黙って行動するようにしましょう。

 

失敗も笑い話にできれば、ポジティブですよね。

 

さらにもう一つ、気をつけたいことがあります。

 

それは、悪口や毒舌をいつも言っている人と距離を置く。

 

ということです。

 

上述したように、脳は悪口にストレスを感じています。

 

それを理解したのなら、

ネガティブな発言ばかりする人と付き合うと、

自分にもネガティブ感情が移るのもわかりますよね?

 

人づきあいも、一度見直してみましょうね。

 

 

最後に簡単にスランプ解消に役立つ方法をご紹介

手を差し伸べるイメージ

 

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あなたが厄年につまらないことで人生をロスしないように、

対策の一歩目に利用してくださいね。

 

 

 

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ご質問などはこちらのフォームからお願いします。

 

 

 

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