はぐれ鳥が聞かせたいナイショの話

アラフォーカウンセラーが考えた未来。人生に悩んだ時に「はっ!」っとポジティブになるかもしれないヒントが書いてあるかも。キャリアは一つでなくてもいいんだよ。

自分探しは難しくない!探すのをやめると自分の役割が見つかる理由と方法

仲間のイメージ

 

自分探し、という言葉が一時期流行っていましたが、最近はどうなのでしょうか?

 

ぼくもいろいろな人と会う機会がありますが、自分探し、という言葉は使っていなくても、自分の適職やタイプを知りたくてキャラクター診断などの勉強会に手当たり次第参加している人がわりと多くいます。

 

今回は、コミュニティの意味から自分探しの正体と自分の見つけ方をお話しします。

 

 



ぼくが思う宗教の役割

仏教のイメージ

いきなりですが、ちょっと突拍子もない話をしますよ。

 

宗教について考えてみたんですよ。

 

あ、別に宗教を勧めたい訳ではないですからね?

コミュニティについて考えるのに役立つからです。

 

たとえば、日本人なら多くの人は仏教のいずれかの宗派に属しているじゃないですか?

 

でも、近年は自分の宗派を知らない人も多くて、大人になってから身近な親族の葬儀のタイミングで、「あ、自分の宗派ってここだったんだ。」みたいに知る人がすごく多いと思うんですよ。

 

日本に限って言えば、自分の宗教は仏教だと知っていても結婚式はチャペルでおこなう人が多いし、お寺巡りが好きな人でも自分の親族を供養してくれているお寺に行ったことがないという人も多いですよね?

 

じゃあ、宗教ってなんのために存在するんだろう?

 

と考えたくなるじゃないですか?

 

これまでの人類は、病気や死の不安を和らげるために宗教を発明し、同じ宗教を信じるもの同士でコミュニティを作り、お互いに支えながら繁栄してきたという一面があります。

 

現代に進むにつれ、仏教徒とキリスト教徒などの近代化された宗教信者同士であれば共存できるようになりました。

 

実際に、仏教徒とキリスト教徒で結婚している夫婦もいますよね?

 

一方で、あまりにも信じる常識が乖離している宗教間では、まれに戦争になるくらいなかなか共存できないのは、現代でも変わりません。

 

そんな感じではありますが、先述したように、現代になるにつれ多くの人は特定の宗派であることを、葬式の時以外意識しなくなり、自ら信者であると自認している人はものすごく少なくなりましたよね?

 

むしろ、例え実家が葬式を行う時の宗派が同じもの同士だとしても、積極的に信者であることを公言する人は、カルト宗教の信者と同じくらい気持ち悪がられる傾向にあります。

 

コンパのときに、

 

「宗派が同じだね!」

 

って共感を得ようとする人がいたら、はっきり言って引くしキモいでしょ?

 

長々と語りましたが、まあ何が言いたいかというと、少なくとも日本では宗教がコミュニティ形成の中心になれない時代に移行しているんですよと。

 

 

現代のコミュニティは?

趣味仲間のイメージ

 

では、現代でコミュニティを作れるものとは何だろう?

 

と考えると、まずは趣味ですよね。

 

でも、「私は趣味と言えるものがありません・・・。」

という方もいるでしょう。

 

いや、実際は非常に多いんですよね。

 

特技がないという人と同じだけいます。

 

でも、コンプレックスを持っていて、それをいつか解消しようと自己流を含めて運動やレッスンを続けている人。

 

将来を考えて、コツコツと勉強に取り組んでいる人。

 

毎日、自炊している人。

 

などなど、掘り下げてみると仲間が見つかりそうなカテゴリーは、実は多いんですよね。

 

以前、旅行好きのコミュニティの懇親会に誘われて行ったことがあるのですが、ぼく自身は国内の旅行しか行かないんですよ。

 

それでも、海外と国内という言葉を外せば同じ旅行好きだから、なんとか共通の話題を探すことができたんです。

 

スタミナ味噌ラーメンイメージ

 

ぼくは料理をほとんどしないのですが、それでも料理好きのコミュニティの懇親会に誘われたときは、みなさんと共通点を見つけて会話を続けることができるんじゃないかなあ、と思っています。

 

だって、料理というキーワードがあれば、たとえ料理ができなくても料理をするのが好きな人の話を興味を持って聞くことができるじゃないですか?

 

また、自分が料理を食べるときの密かな楽しみについて話せば、料理好きの人は聞いてくれるでしょう。

 

ちなみにぼくは名古屋人なのですが、味噌煮込みうどんを食べる時は卵を最後まで残しておいて、最後にご飯の上に卵をのせ味噌出汁をぶっかけた卵かけ御飯を食べるのが大好きです。

 

あれを食べないと、味噌煮込みうどんを食べた気がしません。

 

あと、焼きそばを家で食べる時は、焼くときにソースで炒めていますが、さらに盛った焼きそばに食べる直前に追いソースをかけると、火を通したソースとフレッシュなソースの香りがダブルで鼻をくすぐり食欲をそそるので大好きです!

 

いやもう、そうなると焼きそばは最低2玉はないと食べた気がしません!

 

あ、いや、失礼。興奮しすぎました。

 

 

自分を探すって、結局どういうことなのか?

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言いたいのは、

 

そもそも、自分を探している間は見つからないんですよ。

 

ということです。

 

自分というものは、周りの人やものなどの環境との関係から出来上がるものなんです。

 

おそらく、1970年ごろまでは先述した宗教が環境を用意してくれて、そのコミュニティの中で自分の役目は自動的に見つかったんじゃないかと思うんです。

 

根拠というほどのことではないですが、1970年より前に活発だった新興宗教と呼ばれるコミュニティで得られた現世利益を想像すると、コミュニティの中で自分を肯定できる人生を送れたはずなんですよね。

 

ちなみに、平成から令和の時代では、その役割を今のところ共通の趣味や共感できることで代用しています。

 

でも、趣味や共感ってコミュニティの基礎ではありますが、自分を見つける場としては宗教と比べると圧倒的に弱いんですよね。

 

なぜかというと、趣味と共感では生活を維持する助け合いの仕組みが作れないからなんです。

 

宗教というのは、実は最低限の生活を維持する助け合い、もっとぶっちゃけて言ってしまえば収入源の確保ができたんです。

 

つまり、宗教的に目指す目標が用意されていて、さらに仕事の心配がないのなら、自分探しなんて考える必要もないわけです。

 

それなのに、コミュニティの中で自分が役に立てる場所が見つかって、自己実現していってしまうんだから、いい仕組みですよね?

 

 

 

無理せず自分を見つけるヒント

商店街のイメージ

 

宗教コミュニティの仕組みから、無理せず自己実現する方法を考えてみましょう。

 

まず、現在、自分がいる場所、通っている学校や働いている会社、自分が住んでいる街をよく観察してみます。

 

観察したら、自分の関わりが一番濃い場所を選びます。

 

そこで、自分が周りの人や環境に現在よりさらに役立つことは何か?

それをじっくりと考えます。

 

その場所には、必ずなんらかの物語があります。

 

その物語を、じっくりと想像してみてほしいんです。

 

その物語には、必ずあなたも存在しています。

 

物語は毎日進んでいて、その中でのあなたも主役になったり脇役になったりと、日々変化するはずです。

 

だから、その時々の周りの人や状況から自分の役目やキャラクターは自分で決めればいいんです。

 

動物ナントカみたいな、統計から導き出されたキャラクターを自分に当てはめて安心してもいいですよ?

 

でも、本当の自分なんていうものはそもそも存在しないんです。

 

もう少し柔らかく表現するなら、自分なんてどんどん変わっていいものなんです。

 

いや、状況、環境に合わせて常に変わっていくのが普通だと言ってもいいでしょう。

 

だから、本当の自分は、他人に決めてもらわなくても、その時々に馴染む自分の好きなキャラクターになればいいんですよ。

 

自分のキャラクターはひとつだけ、なんて決めつけなくてもいいんです。

 

 

 

 

それでも決められない人へ

未来人のイメージ

 

それでも、

 

「自分ではなかなか決められないよぉ。」

 

と言うなら、キャラクターを誰かに決めてもらうのではなく、

キャラクターを一緒に見つけてくれる人を探したほうがよくないですか?

 

自分のキャラクターが決まったとしても、人間は結局、いつまでも迷うものです。

 

でも、自分の役割が決まれば、そのときの一番大きな悩みは解消されるので、会社員なら仕事のパフォーマンスが大きく変わりますし、自分には趣味がないから仲間が見つからないと思っていた人でも、自分の居心地のいいコミュニティが見つかって毎日が楽しくなるはずです。

 

もし、「自分ひとりでは迷って役割が見つけられないかもしれない。」

と心配なら、カウンセラーやコーチに相談してみてはどうですか?

 

おすすめは、スピリチュアル系ではなく、カウンセラー、コーチ自身が一般的な社会の中で何らかの役割のある活動をしている人がいいです。

 

きっと、地に足のついた解決のお手伝いをしてくれるはずです。

 

 

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