あなたは毎月、給与明細を見るたびに、
「なんだか損している気がするんだけど・・・」
と思ってないですか?
特に40代の会社勤めの人は、損している感覚が強いんじゃないかな?
今回は、焦って副業を始める前に知ってもらいたい現実と、
ビギナーでもできる、未来の自分への『楽しくて現実的な投資方法』をお話ししますね。
- サラリーマンの直視したくない収入の現実
- 大学院卒に厳しい時代
- 副業解禁と40代のジレンマ
- 自分育成ゲームとしての副業
- まずはいろいろな人の話を聞いてみよう
- あなたとは違う世界の人と話をする3つのヒント
- まとめ
サラリーマンの直視したくない収入の現実
現在は、昭和のバブル期以来の好景気なんて言われているようですが、実際のところは昇給したと言っても数千円。
しかも、昇給額より税金の上がり方の方が急カーブで、昇給したはずなのに手取りは少なくなっている・・・
そういう状況が、もう15年ほど前から続いていますよね。
そのせいで、40歳になっても手取り額が入社時とあまり変わらない。
なのに、最近入社した新人は自分の入社時より初任給が高くなっていることもあり、20歳の年の差がありながら手取り額は差がほとんどない状態。
教育する人間が、教育される人間と手取りが変わらないなんて、
ほとんどマンガです。
それに、40代は人数も多いから、昇進したくても席数が少なくてほとんどの人が昇進できないんですよね。
年功序列の暗黙のルールが、もう機能しなくなっているわけです。
大学院卒に厳しい時代
一昔前ならば、大学院を卒業していればエリートコースだったはずなのに、最近は大学院卒の人数も増えてしまい、扱いが一般社員とほとんど同じになってしまっているんですよねえ。
それどころか、大学院を卒業していると場合によっては企業側が、
「当社ではあなたの経歴に見合う給料が払えません。」
って、企業訪問の段階でお断りされるのを、ぼくも実際に見ています。
さらには、大学で研究を続けたくても研究員の数がすでに飽和状態で、大学に残ることすら難しいんですよ。
大学で働けたとしても、下手したらコンビニでアルバイトしたほうがマシなくらいの給料なんてことも・・・
副業解禁と40代のジレンマ
現代はまさに、団塊ジュニア世代には暗黒の時代と言ってもいいでしょう。
そんな中、多くの会社で副業が解禁されたんですよね。
奥さんから副業を勧める圧力がかかっている人も、いるんじゃないですか?
だけどねぇ・・・
40代で副業を始めるのって、正直しんどいですよね。
40代って、本業の仕事では会社から期待されるレベルも高くなり負う責任も重くなっていますよね。
でも、20代や30代の頃に比べると、体力が落ちているのを実感している人も多いはず。
そんな状況の中で、定時後や週末にもう一つ仕事を増やさなきゃと思っても、なかなか実行できるものではありません。
もし奥さんが専業主婦なら、奥さんを拝み倒して仕事をしてもらった方がハッキリ言って効率がいいですよね。
とはいえ、
「将来のことを考えると不安だし、何か始めないといけない気がする・・・」
と考え込んでしまう気持ちもよくわかります。
ぼく自身、会社員時代に「このままでは定年後にすごく困るだろうな。」
と散々考え悩んだくちですから。
とくに、40歳になって20代のころと収入がほとんど変わっていない自分を見つめると、なんだか自分が何も達成できていない気がして、こんなことを考えちゃうんですよね。
「もしかして、自分はこのまま人生が終わっちゃうんじゃないか?」
ってね。
それで、不安の根拠があいまいのまま、気持ちだけが焦っておかしな行動をしてしまう人もいるんですよ。
冷静に考えれば引っかからないような、すぐに儲かることをうたったセミナーに行ってみたりね。
自分育成ゲームとしての副業
でも、そんなに焦らなくて大丈夫!
まだ40代でしょ?
いや、50代でも定年までにはまだまだ時間がありますよ。
今は、手取りが税金で目減りしているとしても、毎月確実に一定額が振り込まれる環境があるわけですよ。
そんなラッキーな環境を利用しない手はありませんよ!
副業というと、現在の給料を補うために始めるというイメージが強すぎますが、それだけじゃないんですよ。
・定年後を見据えた
・将来安心して暮らすため
・自分らしく楽しく暮らすための手段を今から時間をかけて構築していく手段
と考えた方が健康的で良いです。
副業を、収入の足りない分を補う目的で行うのではなく、
未来の理想的な自分を育てる目的で行うなら、
ポジティブで楽しめると思いませんか?
まずはいろいろな人の話を聞いてみよう
この、
・定年後を見据えた
・将来安心して暮らすため
・自分らしく楽しく暮らすための手段を今から時間をかけて構築していく手段
という目的で何かを始める時は、
自分と同じ世界で同じ目線で生きている人と話していても答えはなかなか出てきません。
つまり、あなたが会社員なら会社員の話を聞いたところで、何も得るものはないということです。
それは、仮にあなたが商社で働いているとして、相手は広告代理店で働いている人だったとしても、会社のルールの中で働いている人同士なので、未来の理想的な自分を育てるのには役に立たないという意味です。
もし、未来の自分への投資を考えるのなら、ぜひ会社にいてはなかなか話す機会のない人と会ってみてくださいね。
あなたとは違う世界の人と話をする3つのヒント
でも、
「会社のルールとは違う世界で生きている人と話すって、どうすればいいの?」
と思いますよね?
実は、それほど難しくないんですよ。
あくまでビギナー向けの方法ですが、3つヒントをお伝えしますね。
1.バーやスナックへ行く
コミュニティに興味があるなら、スナックへ行ってママと話すといいでしょうね。
流行っているスナックには、近所のおじさんたちが集まるそれなりの理由があるのですが、その秘訣がママさんからつかめるかもしれません。
バーもコミュニティとして成り立っているお店もありますが、あなたが将来、一人で何かをしたいと思っているなら、小さなバーのマスターとお話しするのをお勧めしたいですね。
理由は、一人でお店を切り盛りしているマスターって、グラス一つにもこだわっているくらい、ある意味マニアな人が多いからです。
ウィスキーやワインなど、特定の種類のお酒について知識が豊富な人が多いように、それは何か強烈なこだわりがあって、それを知ってもらう場としてお店を開いているんですよね。
ぼくも昔、世界のビール専門のバーへ通っていましたが、そこのマスターもグラスの洗い方、保存の仕方、とくに生ビールの注ぎ方にすごいこだわりがあって、たしかに日本一美味しいビールが飲めましたが、何よりもビールの本当の美味しさを伝えようとする姿勢に学ぶところが多かったんですよね。
2.まち歩きや読書会などのイベントに参加する
Facebookをやっている人なら、検索すると地元のイベントがたくさん出てくると思います。
どうして、まち歩きや読書会を例に挙げたかというと、変な勧誘にあうことは滅多になく安心だからです。
まあ、主催者がちゃんとしているイベントなら勧誘するような人は混ざっていないですけど、イベントに初めて参加する人は主催者がちゃんとした人かなんてわからないですからね。
まち歩きと読書会なら有名なイベントが多いですから、安全度が高いですよ。
で、どうしてこれらのイベントに参加することをお勧めするかというと、これもぼくの経験上の話ですが、有名な雑誌や新聞などで記事を書いているフリーライターや、自分自身でも何かイベントを主催している人が参加していることが多いんです。
そういう人と知り合いになれると、イベントのお手伝いをさせてもらえたり、知らない業界の話を聞けたりしますからね。
3.コーチと契約してみる
手前味噌ですが、コーチと契約してコーチングを受けてみるのもお勧めです。
コーチングを受けることは、自分の理想像を見つける機会になります。
そして、その理想像に近づくために、どんなアクションをしていけばいいか?
ということが明確になるんですよね。
そして、あまりにも安い金額でたくさんの量をこなしているコーチだと、世間話をする時間がないかもしれませんが、クライアントさんにしっかりと向き合うスケジューリングをしているコーチであれば、話が多少脱線してもしっかりとつきあってくれるはずです。
コーチって、以前はあなたと同じように会社員として悩みながら働いていた人が多いですから。
きっと親身になって、いろいろな話をしてくれますよ。
まとめ
あなたの理想的な未来を目指すために、あなたとは違う世界の人と話そう。
・コミュニティのスペシャリスト、スナックのママ
・こだわりを突き詰めたスペシャリスト、バーのマスター
・フリーランスやイベント主催者のいるまち歩きや読書会
・過去にあなたと同じ悩みを持っていた気づきのスペシャリスト、コーチ
こういう人たちと話せば、きっと未来のあなたにとって役に立つ気づきが得られるはずですよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。